
(出典:https://x.com/oshinoko_comic/status/1813863478337405050)
大人気漫画「【推しの子】」(原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴ)の第百五十九話『共振』の展開が、読者の間で議論を呼んでいる。 物議を醸しているのは、主人公・星野アクアの元恋人で人気女優の黒川あかねが、元アイドルグループB小町のメンバー・ニノから殺害の危機に晒された星野ルビーの身代わりとなり、包丁で刺されるシーンだ。防刃ベストを着用していたため無傷だったものの、この展開に対して少年ジャンププラスのコメント欄には以下のような批判的な意見が多く寄せられている。
「なんで殺意持ってる奴への囮を人気女優にやらせるんだよ意味わからん。」
「漫画だからってのはわかってるけど一般人しかもよその事務所のエース囮にするのは枕営業なんかとは次元が違うスキャンダルで笑える。」
「あかねはもうキャラじゃない。舞台装置だよこれ。葛藤も心情もハリボテのまま、描きたいシーンのために操られてる。」
これらのコメントから、黒川あかねの献身的な行動に対する他のキャラクターの無関心さや、人気女優を囮として起用する展開の不自然さに、多くの読者が違和感を抱いていることが窺える。 また、同話で星野アクアの父親・カミキヒカルが、ニノを操った真の黒幕として描かれた点も物議を醸している。 この展開に対する読者の混乱や批判は、第百十四話での描写との整合性に関するものだ。これまで星野アイの死の元凶はカミキヒカルとされていたがその回でカミキヒカルは星野アイの魅力に取り憑かれた「被害者」として描かれ、アイの死の「真の元凶」はニノと明らかになった。しかし今回、そのニノを裏で操っていた黒幕が実はカミキヒカルだったと明かされたことで、キャラクターの行動や物語の一貫性に疑問を投げかける声が上がっている。 このように、過去の描写や伏線との整合性が取れていないように見える展開は、読者の混乱や批判を呼んでいる要因となっているようだ。
「【推しの子】」は、芸能界の表と裏を描いた作品で、物語は産婦人科医のゴローから始まる。推しのアイドル・星野アイと出会い、ある事件をきっかけに彼は星野アイの子どもとして生まれ変わることになる。その後、自身も芸能界に身を置くことになり、新たな人生を歩んでいく。